石粉粘土でポケモンフィギュアをつくろう(ミュウツー編)

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アイキャッチ(ミュウツー) ゆるく(生活)
石粉粘土でポケモンフィギュアをつくろう第15弾!初代伝説ミュウツー』を作っていきます。ポケスペ版リスペクトで武器にスプーンを持たせていきます。
るーと
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こんにちは、るーとです。
「ミュウツーの逆襲」リアルタイム世代、最強の代名詞ミュウツーです!

今回の粘土は『ニューファンド』を初めて使ってみました。『ラドール プレミックス』と比べて硬化前も固く、完全硬化後は比較にならないほど硬くなり使いやすかったです。造形のプロはコレを使う人が多い気がします。

石粉粘土とは

石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!僕自身も素人ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。

石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。できるだけ分かりやすくまとめています。

石粉粘土でフィギュアを作ろう!初心者向け解説と道具・工具紹介
「粘土でフィギュア制作をしてみたい…けどよく分からなくて手が出せない」という初心者向けに石粉粘土の造形と必要な道具・工具について解説します!必須レベルに分けて紹介するので、少しずつ揃えていけばOKです。粘土楽しいですよ!一緒に好きなフィギュアを作りましょう。

過去作はこんな感じです。

【過去作】石粉粘土でフィギュアを作ろう!初心者でもできた作品まとめ
石粉粘土なら簡単・お手軽にオリジナルフィギュアがつくれます!「初心者でもこれくらいなら簡単に作れます」ということで作品をまとめています。粘土楽しいですよ一緒に粘土こねましょう!
るーと
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少しでも粘土人口増えればいいな!簡単で面白いので少しでも興味があれば石粉粘土を買って遊んでみましょう。材料費だけなら数百円程度です!

顔の制作

まずは顔から作っていきます。今回から『UV-LEDレジン』を導入してみました。『レジンアイ』を作ってみたかったので、顔の中は空洞で作っていきます。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 レジンアイ
フワッと丸めたアルミホイルを芯に輪郭を作っていきます。輪郭に少しずつ粘土を加えて顔にしていきます。中が空洞で強度が脆いため、硬いニューファンドを使いました。ラドールの硬度だとこの芸当は少し厳しいかと思います。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 レジンアイ
レジンアイを埋め込むため、この時点で顔の造形を仕上げておきます。今回は『ホワイトサーフェイサー』を使っています。もう色を塗らなくてもこれが最終色でいい気がしてきました。
外回りができたらハンドリューターで内部を削り空間を広くして作業スペースを確保します。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 ハンドリューター

レジンアイ

顔ができたら中から粘土をモニュっと押し出し、レジンアイ』のベースを作ります。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 レジンアイ
ベースに瞳を書いていきますが、この時アクリルガッシュの紫がブラックライトで光ることに気づきました。意図せずいい感じになりましたね。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 レジンアイ
瞳を描けたら表面にうっすらレジンを塗り硬化させます。目だけ光沢が出ていい感じにできました!
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 顔 レジンアイ
↓このブラックライトとレジン液の組み合わせを使いました!

骨組みの制作

顔ができたらアルミ線で体の骨組みを作っていきます。アルミ線の固定も今まで瞬間接着剤を使って固まるまで待っていましたが、レジンならすぐ硬化するのでレジンでくっつけてみました。これは本当に便利!
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー アルミ線 骨組み
関節部分を残して芯をつけてバランスを見ます。全体のシルエットをイメージしながらポーズを微修正していきます
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー アルミ線 骨組み
ポーズが決まったら関節部分を粘土で埋めて骨組みとしては完成す。

全身の制作

今回はパーツ分割せず作っていきます。ルカリオの時と違い、分割するとパーティングラインが目立ってしまうためです。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 筋肉 肉付け
少しずつ筋肉を意識しながら粘土を盛っていきます。今回、筋肉の構造を調べるため無料アプリのイージーポーザーを使ってみました。無料ながらすごいアプリですね!
ムキムキにし過ぎるとキモくなるため、デフォルメとリアルのバランスを調整しながら盛っていきます。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 筋肉 肉付け
大体のシルエットは出来ました。尻尾は粘土節約・乾燥時間短縮のためアルミホイルを芯に入れてます。

手の制作

ちょうどミュウツーの指先くらいのビーズがあったため、細いアルミ線をくっつけて手の骨組みを作りました。骨組みに粘土を盛って手を作っていきます。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー 手
合体後は吹きにくいため、先にホワイトサーフェイサーを吹いておきました。

エポキシパテ

スプーンを持ってもらうので強度が欲しいです。そこで手首部分だけ『エポキシパテ』を使いました。エポパテは手にくっつき作業しづらかったですが、石粉粘土とは比べ物にならない強度が出ます。重量がかかる部分的に使うのはアリですね。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー エポキシパテ エポパテ
エポキシパテとは?
粘土状の2剤を混ぜることで硬化する樹脂。硬化時に小さくなる「ヒケ」が起きにくく、完全硬化後はプラスチックのようにカチカチになります。
エポキシパテ エポパテ タミヤ 主剤と硬化剤を同じサイズに切り、しっかり混ぜると数時間後(製品による)に完全硬化します。素手で触ると手荒れする人もいるので、僕は手袋をしています。

やすりがけ

各パーツの段階でやっていますが、石粉粘土はやすりがけをしていきます。ニューファンドはラドールより硬いため、#100~240で強めに削っていきます。やすりで成形するのはラドールの方がやりやすいかな〜と感じました。
やすりがけで出てきた凹凸は溶かした石粉粘土を塗り込んで、乾燥後再度やすりがけ。この作業をひたすらひたすら繰り返します。

神ヤス

今回も神ツール『神ヤス』を使っています!初心者でも簡単に滑らかな曲線が作れます。

神ヤス 石粉粘土 やすり プラモ

神ヤスが神すぎるので記事にまとめました!以下のリンクで使い方のコツや種類をまとめています。

プラモ・粘土のやすりがけ必須アイテム『神ヤス』使い方のコツや種類
フィギュアやプラモづくりをしていて必須となる「やすりがけ」作業。やすりがけが最高に楽しくなる神アイテム「神ヤス」について、使い方のコツや種類など紹介していきます。

神ヤスとは?
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、フィギュアに滑らかに接触できるためとても扱いやすいヤスリです。特に曲面部分のヤスリがけがすごくきれいで滑らかにできます!神ヤス 石粉粘土 やすり プラモまた、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしません。(サーフェイサー後は無理)使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。神ヤス 石粉粘土 やすり 水洗い限度はあるでしょうが、1年ほど使っていてもほぼ劣化なしでスポンジのヘタリもありません。最近100均にもスポンジヤスリが売ってましたが全然ダメでした。ゴッドハンド製の神ヤスは、まさにです。

サーフェイサー吹き

レジンアイ部分をマスキングテープで保護して、『ホワイトサーフェイサー』を吹いていきます。サーフェイサーを吹くと小さな傷に気づいて、埋めてサーフェイサー・・・この作業が一番時間かかりました。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ホワイトサーフェイサー

アクリルガッシュ塗装

アクリルガッシュ筆塗りで塗装していきます。アクリルガッシュは今までの経験から白色がものすごく筆ムラができてしまいます。今回はホワイトサーフェイサーの表面がきれいなので、白部分はこのままでいきます。
ぶっちゃけ塗るのはお腹〜尻尾の紫だけになります。
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー アクリルガッシュ 筆塗り

トップコート

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー トップコート

塗装完成後、トップコートで表面をコーティングしておくことも大事です。特にアクリルガッシュでの塗装の場合は、少しの衝撃で塗装面が剥げてしまいます。

トップコートとは?
フィギュアの最後の仕上げとして表面を保護するものです。アクリルガッシュなどの塗装は乾燥後に少し擦るだけで塗装が剥げてしまいます。下の画像を見てください。
石粉粘土 ポケモンフィギュア 仕上げ 保護 トップコート
一番左のトップコートをしていない部分は爪楊枝で少しこすっただけで塗装が剥げています。トップコートを吹いた後は少し凹むくらいで済み、乾燥後に2度重ねるとより衝撃に強くなります。石粉粘土 ポケモンフィギュア 仕上げ 保護 乾燥 トップコートトップコートを吹いた後はできるだけホコリがつかないように乾燥させます。ここまで過敏にならなくてもいいですが、乾燥させる部屋は湿度が低くホコリの少ない部屋がベストです。
つや消しのトップコートなのでテカリが落ち着きいい感じになりました。レジンアイだけは光沢がありいい感じ!これでミュウツー本体は完成です!
石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー トップコート

エフェクトパーツづくり

エフェクトパーツの作り方をまとめました!

自作エフェクトパーツの作り方 炎・オーラ・雷・氷!
フィギュアの迫力を増すための『エフェクトパーツ』。実は結構簡単にエフェクトパーツを作ることができます。炎・オーラ・雷など、色を変えるだけで様々なエフェクトを作ることができます!

プラバンでエフェクトパーツ

まずは『プラバン』を加工してオーラのようなエフェクトも作っていきます。作り方はルカリオを作った時に細かく書いてありますので見てみてください。

タミヤのプラバン0.3mm厚を使う人が多いみたいですね

 

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー プラバン エフェクトパーツ

プラバンを火で炙り、蛍光ペンで紫に着色しました。できたエフェクトパーツと武器のスプーンをレジンでくっつけて持たせます。

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー プラバン エフェクトパーツ

レジンでエフェクトパーツ

続いて『UV-LEDレジン』でエフェクトパーツを作ります。風船にワセリン(メンソレータムなどでもOK)を塗り、剥がしやすくしておきます。着色したレジンを風船に沿って硬化させると地面から出ているオーラのようなパーツができます。

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー レジン オーラ エフェクトパーツ

さらに蛍光ペンで着色したレジンも部分的に塗っていきます。

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー レジン オーラ エフェクトパーツ

蛍光ペン部分だけがブラックライトで光るエフェクトパーツが完成です!これを考えた人すごいですね!

土台(ジオラマ)制作

もうこれは毎度おなじみの作り方です。100均で買った鉢植えと安い石粉粘土で作ります。

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ジオラマ 土台

鉢植えにボンドを塗り、フィギュアの足がくる部分にアルミ線を埋め込み粘土を盛ります。丸めたアルミホイルを粘土に押し付けると岩肌っぽくなります!

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ジオラマ 土台

暗い色→明るい色の順に色を重ねていきます。明るい色はあえて雑に塗ることで凹凸の色差ができて本物の岩のようになります。

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ジオラマ 土台 塗装

完成

ミュウツー本体・エフェクトパーツをレジンで合体させ完成です!

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ブラックライト

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ブラックライト

石粉粘土 自作フィギュア ミュウツー ブラックライト 後ろから

我ながらめちゃくちゃカッコよく作れたと思います!やっぱ伝説といえばミュウツーなんだよなぁ・・・

初めてのレジンもとても便利でいい感じにできました!

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子どものために始めた粘土ですが、普通に自分の趣味になりました。子供の頃に読んでいた「ポケモン SPECIAL」でめっちゃかっこよかったミュウツーをスプーンを武器に作ってみました!

既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?

これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!

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