石粉粘土でフィギュアを作ろう!初心者向け解説とグッズ紹介

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アイキャッチ(石粉粘土グッズ紹介) ゆるく(生活)
「粘土でフィギュア制作をしてみたい…けどよく分からなくて手が出せない」という初心者向けに石粉粘土の造形と必要なグッズについて解説します!少しでも粘土仲間が増えると嬉しいです。
石粉粘土の必要工具・材料

石粉粘土の特徴や必要なグッズ・あると便利なグッズをまとめていきます。趣味としてのハードルはかなり低く、お金もかからず遊べるのでお家時間にオススメです。

グッズもまずは何か作品を作ってみて、必要に感じれば買い足していくので全然OKです。

まず初めは『石粉粘土』『スパチュラ』『神ヤス』『アクリル絵の具』があれば、ある程度の作品は作れます。

このページを見てくれているならば、多少なりともフィギュア製作に興味があるはず!難しそう…とやる前に諦めるのではなく、まずは粘土を触ってみましょう!

造形に行き詰まったら造形の書籍でも勉強するとぐっと上手くなりますよ!自作フィギュアのおすすめ本をまとめました。
自作フィギュアの作り方おすすめの本4選!基本から複製まで
「自作のフィギュアを作ってみたいけど何から始めればいいか分からない!」という初心者の方におすすめの本を紹介します。色々と細かい技術はありますが、指標となる本を持っていると楽しくフィギュアづくりができるようになります!

石粉粘土とは?

石塑粘土(せきそねんど)とも言いますがメーカーの表記が違うだけで成分などはほぼ同じものです。当サイトでは石粉粘土(せきふんねんど)で統一します。

文字通り石の粉が材料で接着剤などで粘土状にしてあります。紙粘土よりも粒度が細かいため、ボサボサにならず仕上がり表面がとても滑らかになります。造形のプロも使っている粘土です。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ブラッキー ヤスリがけ

石粉粘土は乾燥すると硬化し、水を加えると再び柔らかくなります。石粉粘土の基本は硬化したあとに削って成形しますが、削りすぎても水を混ぜて盛り直すことができ何度失敗してもやり直しが効きます!

保存方法

開封した石粉粘土は口をしっかり閉じてビニル袋で密封しておきます。僕はすぐ使い切るのでビニル袋にウェットティッシュ(おしりふき)を2枚程一緒にいれて保存しています。ジップロックなどの密閉できる袋だとなお良し。きちんと保存すれば2,3ヶ月は保ちます。
石粉粘土 保存方法
最悪固まってしまっても水に数日つけておけば、きめ細かさは若干落ちますが再び柔らかくなります!

過去作品

僕も造形なんてしたことない素人でしたが、結構簡単に作れます(過去作はこちら)。ポケモンメインで作ってます!自分の好きなポケモンのオリジナルフィギュアを作れるのが楽しすぎます!

【過去作】石粉粘土でフィギュアを作ろう!初心者でもできた作品まとめ
石粉粘土なら簡単・お手軽にオリジナルフィギュアがつくれます!「初心者でもこれくらいなら簡単に作れます」ということで作品をまとめています。粘土楽しいですよ一緒に粘土こねましょう!

必須度★★★★ 石粉粘土

まずは材料の石粉粘土が無いと始まりません。いくつか試した結果、僕のオススメは『ラドール プレミックス』『Mr.クレイ 軽量石粉粘土』の二つです。

ラドール プレミックス

超大手パジコさんが販売しているラドールシリーズの一つです。『ラドール』と『ラドール プルミエ』を混ぜた中間の特徴を持っており、柔らかすぎず固すぎず非常に成形しやすいです。

初めて石粉粘土を触る初心者に特にオススメです。一つ400円程度ですが、小さいフィギュアであればかなりの数が作れます。

下記画像のイーブイなどは6分の1(65円)も使っていません。僕も今愛用しているのはこの『ラドール プレミックス』です!丁度いい硬さで乾燥後もある程度の強度があるため、細かいパーツ・薄いパーツの造形が可能です。石粉粘土 ポケモンフィギュア イーブイ 完成品

Mr.クレイ 軽量石粉粘土

”軽量”石粉粘土で、ラドールに比べると圧倒的に軽く柔らかいです。キメも細かく扱いやすくて、値段はラドール プレミックスと同じく一つ400円程度と破格です。

ラドールに比べて乾燥前の造形時に気持ち毛羽立ちがあります。(乾燥後にやすりがけをすればキレイになる)また、非常に柔らかいため少し力を加えると変形してしまうので繊細な扱いが必要です。

乾燥後が驚くほど軽いので作りたい作品によって使い分け、組み合わせるのも良いと思います。(重心部分は重いラドール、先端のバランスが崩れそうな部分はMr.クレイなど)

ダイソーの軽量石粉粘土よりは強度がありますが、ラドールに比べると脆いため細かいパーツ・薄いパーツは壊れるおそれがあります。アルミホイルなどの芯材をいれて補強しましょう。粘土ツール アルミホイル 芯材

ダイソーの石粉粘土も使ったことがありますが、やっぱり圧倒的にメーカー品の方が扱いやすく仕上がりもキレイでした。400円程度なので、石粉粘土はメーカー品を買った方が良いと思います。こればかりは自分で試してみて欲しいです。

必須度★★★☆ スパチュラ


必須度を一つ下げたところで『スパチュラ』があると便利です。スパチュラってなんぞやと、ようするにステンレス製の『へら』のことです。粘土を始めた頃は名前も知りませんでしたが、一つ目に列挙するくらい粘土造形においては必須だと思います。

僕も最初の作品の時は指やつまようじで造形していましたが、スパチュラを初めて使い感動しました。

石粉粘土 造形 スパチュラ

継ぎ目消し・スジ彫り・凹凸ならしなどが格段にしやすくなります。スパチュラは10本セット(両面で20種類のへら)を買いました。色々試していくと、結果的によく使うのは4本程度に絞られていきます。自分が使いやすいものを探していきましょう。僕がよく使うのは以下のとおりです。

石粉粘土 造形 スパチュラ

①曲がりのついたスパチュラ

石粉粘土 造形 スパチュラ

一番よく使うのはこの曲がりがついたスパチュラです。パーツと本体をくっつけたときの継ぎ目をならす・浅いスジ彫り・狭い部分での調整など使い勝手が良いです。パーツを少し削りながら本体に押し当てるイメージで継ぎ目ならしをします。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ピィ スパチュラ

②ナイフ形のスパチュラ

石粉粘土 造形 スパチュラ ナイフ

次によく使うのはナイフ形のスパチュラです。粘土を切断・深いスジ彫りなどハッキリとした輪郭部分に使いやすいです。下の画像の目・口・毛のスジ彫りなどはナイフ形のスパチュラを使っています。①より深く、鋭いスジを掘る時に使います。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ウインディ 粘土

③耳かきみたいなスパチュラ

石粉粘土 造形 スパチュラ 耳かき

先端に小さな丸がついているスパチュラです。小さなパーツをくっつける場合や、「このあたりに目をつける!」など場所の目印をつける際によく使います。他にもすごく狭い箇所で滑らかな凹みをつけるのに便利です。下記画像の指先の腱の凹みに使いました。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ウィンディ スパチュラ 後ろ脚

④スプーン形のスパチュラ

石粉粘土 造形 スパチュラ スプーン

スプーンのようなスパチュラです。やや広い範囲を表面をならしたりする際に使います。(他にもありますがここでは書ききれないのでそのうちスパチュラ専用の記事を書きたいと思います)

必須度★★★☆ やすり

石粉粘土での造形において必須なのが乾燥後のやすりがけです。思い描く形よりやや大きめに作って、やすりがけで形を微修正していくのが基本になります。表面処理をしっかりやることで作品の出来が大きく異なります。

いくら指やスパチュラで表面をならしても細かい凹凸を完全には消せません。粗いやすり(数字の小さい)→キメ細かいやすり(数字の大きい)を順番にかけて表面処理をしていきます。あまりにも大きな凹凸は下記画像のように溶かした粘土を盛って修正します。

石粉粘土 ポケモンフィギュア イーブイ 凹みの修復

作るフィギュアの大きさにもよりますが、僕は大体下のように番数を使い分けています。

#240・#400:大きく形を修正
#600・#800:形の微修正(使用頻度高)
#1000:表面を滑らかに仕上げ

100均でサンドペーパーのセットも売っていますが、圧倒的におすすめは『神ヤス』です!サンドペーパーと違い繰り返し使えるため、結果的にお得です。というかこの商品マジですごいのに安すぎます。

神ヤスが神すぎるので記事にまとめました!以下のリンクで使い方のコツや種類をまとめています。
プラモ・粘土のやすりがけ必須アイテム『神ヤス』使い方のコツや種類
フィギュアやプラモづくりをしていて必須となる「やすりがけ」作業。やすりがけが最高に楽しくなる神アイテム「神ヤス」について、使い方のコツや種類など紹介していきます。

神ヤス

神ヤスとは?
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、フィギュアに滑らかに接触できるためとても扱いやすいヤスリです。特に曲面部分のヤスリがけがすごくきれいで滑らかにできます!
神ヤス 石粉粘土 やすり プラモ
また、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしません。(サーフェイサー後は無理)使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。
神ヤス 石粉粘土 やすり 水洗い
限度はあるでしょうが、1年ほど使っていてもほぼ劣化なしでスポンジのヘタリもありません。最近100均にもスポンジヤスリが売ってましたが全然ダメでした。ゴッドハンド製の神ヤスは、まさにです。
僕は先程のスパチュラセットで使わないスパチュラに神ヤスを切ってくっつけています。やすりの入らない狭い箇所をやすりがけできます。神ヤスはスポンジごと切断して色々な使い方ができるのも良いですね!
神ヤス 石粉粘土 やすり スパチュラ

必須度★★★☆ アクリル絵の具・アクリルガッシュ

造形後の塗装はフィギュアの出来に大きく影響してきますが、エアブラシでの塗装は正直初心者にはハードルが高いです。初心者にはアクリル絵の具・アクリルガッシュでの塗装をおすすめします。下のニドキングもすべて筆塗りで塗装しています。上記リンクの商品なら筆もセットで付いてくるうえ、めっちゃ使う白色がたくさんあるのでおすすめです!

石粉粘土 ポケモンフィギュア ニドキング トップコート 正面

石粉粘土は水に弱い(乾燥後も水で再成形できる)ですが、アクリル絵の具塗装後は若干の耐水性を得られます。

アクリル絵の具は乾燥後、若干色合いが濃くなります。(暗く落ち着いた感じに)色を塗る際は、思い描くイメージより一段階明るい色で塗るとちょうどいいと思います。

下記のイーブイは完全に思ってた色より濃くなりました。塗っている時の色は丁度よかったのですが、乾燥後一段階暗い色合いになってしまいました。石粉粘土 ポケモンフィギュア イーブイ 塗装ベース色

アクリルガッシュとアクリル絵の具

正確に言うと、僕はアクリル絵の具ではなくアクリルガッシュを使っています。アクリル絵の具との違いは以下の通りです。特に筆ムラが起きにくく、塗り直しが効くということで初心者でも扱い易いです。

不透明のため、重ね塗りで下の色を隠すことができる
筆ムラが起きにくく滑らかな表面にしやすい
◆乾燥するとツヤが消え、マットな質感になる
石粉粘土 ポケモンフィギュア ブラッキー トップコート 完成 前面
アクリル絵の具の中には透明性のものもあり、下の色が透けてしまいます。それはそれで上手く使えると良いのですが、総合的にアクリルガッシュの方が初心者には扱いやすいかなと思います。

面相筆

使っている筆はほぼ100均ですが、目などの細かい部分の塗装用筆(面相筆)だけ別で買いました。

神ヤスもそうですが、『ゴッドハンド』さんの製品はどれも良いモノですね。造形界隈では超メジャーどころです。目の中は流石に面相筆じゃないと塗りが難しいです。

目の中の細かいグラデーションやハイライトなどは上記の面相筆使ってます!↓

ドライブラシ

ドライブラシ(水分を拭き取りかさかさにした状態の筆)という塗り方をすれば、下記画像のように立体感を強調できます。凹部分に暗い色で、凸部分に明るい色で塗りました。かろうじて色がつくくらいの筆で撫でるように色を置きます。
石粉粘土 ポケモン フィギュア ドライブラシ

ウェットパレット(ウォーターパレット)

アクリル絵の具は速乾性もあり、塗装作業中にもどんどん絵の具が乾いていきます。そこで、ウェットパレット(別名:ウォーターパレット)がかなりおすすめです!

石粉粘土 ウェットパレット 自作

詳細は以下の記事にまとめています!

100均で自作ウェットパレット!塗装着色のお供におすすめ
ウェットパレットを使えば塗料を乾燥させずに数日保管できます!100均の材料で簡単に自作できるので、水性塗料を使っている方はぜひ使ってみてください。

水に浸したスポンジ(スポンジの半分程度まで水)・タッパー・クッキングシートで自作したウェットパレットを使えば、塗装中に塗料が乾くことなく、蓋を閉めれば2、3日程度なら余裕で使うことができました!平日は時間がなく塗装が複数日にまたがることもあるので、なかなかいい感じでした。

(下の写真は二日目の様子)乾くというよりむしろチューブから出したときより水気が多くなっているくらいです。

石粉粘土 ウェットパレット 自作 2日目 乾燥しない

作るのが面倒くさければ既製品もあります。安いものは200円くらいなので、買ったほうが良いかもしれませんね。自作だとクッキングペーパーが丸まって、パレットを水平にするのが難しいです。

粘土自体にアクリル絵の具を混ぜ込んで色をつける方法もありますが、個人的にはあまりおすすめしません。一度やってみたのですが、色の調合が難しく手や作業場も汚れる。粘土の質感も若干パサつきが出て扱いが難しくなります。筆塗りが困難な部分のパーツだけ混ぜ込むとかならアリかもしれません。

必須度★★★☆ 針金・アルミホイル

針金は大きいフィギュアの骨組みに、アルミホイルは粘土の芯材として使えます。

針金(アルミ線)で骨組み

石粉粘土は乾燥後硬化しますが、大きいフィギュアとなると自重を粘土だけで支えるのは困難です。またちょっとした衝撃で折れてしまいます。

フィギュアのサイズ感の把握や乾燥・塗装時の支えにもなるので、針金(アルミ線)でフィギュアの骨組みを作ると良いです。(アルミ線は100均で十分)よく使うのは直径2mmの針金です。また針金で骨組みを作る際は、ラジオペンチも必要になるので買っておきましょう。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ブラッキー 針金で骨組み

アルミホイルで芯材

アルミホイルは石粉粘土の乾燥時間の短縮と粘土の節約ができます。大きさにもよりますが、石粉粘土を完全に乾燥させるには1〜2日かかります。大きな粘土の塊にしてしまうと、中心まで完全に乾燥させるには3日以上かかってしまいます。

ある程度のサイズのフィギュアをつくるなら、芯材は必須です。発泡スチロールなどでもできますが、好きな形を作るにはアルミホイルが扱いやすいです。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ブラッキー アルミホイルで芯材作り

必須度★★☆☆ ハンドリューター


粘土に限らず便利なのが、『ハンドリューター』です。パーツを一度作ってみたけれど、思ったより長い or 短い場合は一度切断して作り直します。その際に手動でやるのは困難なので、電動工具があると便利です。他にもドリルビットで穴あけもよく使います。

石粉粘土 ポケモンフィギュア ピィ ハンドリューター 持ち手

ハンドリューターとは?
ミニルーターともいい、木材から金属まで加工できる小型の電動回転工具です。先端につけるパーツ(ビット)を付け替えれば、穴あけ・切断・研磨・切削などが簡単にできます。子どものおもちゃ加工・日用品修理・趣味まで色々な場面で役に立ちます。DIYの幅が大きく広がるので、1セットは持っておくのがオススメです。
(ビットの種類は統一規格があるため、必要なものは買い足しが可能です。下記のダイヤモンドカッターはダイソーで売っています。)
ハンドリューター ミニルータ 切断
コードタイプや充電タイプ、サイズなど色々とありますが、ガチ加工でなければ上記リンクのような充電式の小型タイプで十分です。僕もコレを使っています。

必須度★★☆☆ カッターマット

作業を行う場所として『カッターマット』があると便利です。机を汚さずに済むということもありますが、それ以上に左右対称のパーツを作りやすいということが大きなおすすめ理由です。

フィギュア制作をしていると、耳・手など左右対称のパーツを作る機会に必ず直面しますが、これが結構難しいです。カッターマットは作業場であるとともに目盛りがついているということが非常に大きなメリットです。目盛りに合わせて左右パーツを作ると比較的簡単に左右対称にすることができます。

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