
(※記事の内容は慎重に調べて書いていますが、詳しくはお住まいの自治体へ確認してください)2021年2月現在情報
児童手当制度とは
中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している人を対象に以下の金額が給付されます。一部所得制限がありますが、ほとんどの家庭では給付対象となります。以下の表に基づき、6月(2月~5月分)、10月(6月~9月分)、2月(10月~1月分)と年3回・4ヶ月分まとめて支払われます。
児童の年齢 | 児童手当の額(一人あたり月額) |
---|---|
3歳未満 | 一律15,000円 |
3歳以上 小学校修了前 | 10,000円 (第3子以降は15,000円) |
中学生 | 一律10,000円 |

申請時に指定した口座へ振り込まれます!
ふと気づくと口座残高が急に増えててたまにびっくりします。
児童手当の申請方法
出生日の次の日から数えて15日以内に住んでいる市区町村へ申請を行う必要があります。そして、申請のあった翌月分から支給されます(支給タイミングは前述のとおり)。

役所の手続きは慣れていないため大変でした。
ただ「何か父親っぽいことしてる!」と感じ、嬉しかったです!
我が家は一番シンプルな例でしたが、以下のようなパターンもあると思います。
里帰り出産の場合
里帰り出産の場合、出生届は里帰り先の管轄する役所で届け出をすることができます。ただし、児童手当については、生計中心となっている養育者の居住地で申請する必要があります。(例えば、普段は大阪で暮らしているが、京都へ里帰り出産をした場合。出生届は京都で提出可能だが、児童手当は大阪で申請する必要がある)郵送や代理人による手続き対応もあるので、里帰り出産を控えている方は事前に自治体へ確認しておきましょう。
月末に出産した場合
例えば1月29日に出産し、児童手当の申請が2月2日になってしまった場合、『申請のあった翌月分から』というと3月分からしか支給されないのでしょうか?正解は15日以内に申請したのであれば、しっかり2月分から支給されます!

15日特例といい、誕生日による格差をなくす制度です。あわてず期日内に申請しましょう!
児童手当の総支給額
さて、こんな児童手当ですが、ではトータルでいくらもらえるのでしょうか?ざっくり言うと約200万円となります。「約」とつけたのは、お子さんの誕生月により差が出てくるからです。同じ2020年度出生の4月生まれと3月生まれのお子さんの総支給額をグラフにまとめてみました。(第1子、第2子の場合)
3歳未満の一律15,000円の期間は同じですが、中学校卒業までという期間が誕生月により異なります。最大11ヶ月の差が生まれるので110,000円の支給差が出てきます。

事実として紹介しましたが、せっかくのお子さんの誕生日で損した!得した!といった考えはやめましょうね。
児童手当の所得制限
児童手当は受給者の所得が一定以上に達すると特例給付という扱いになり児童一人あたり5,000円の支給になってしまいます。扶養親族の人数などにより異なりますのでここでは割愛します。
さて、2021年2月現在話題となっているのが、「年収1200万円以上はこの特例給付すら廃止」という法改正が閣議決定したというニュースです。高所得者への手当見直しが多くなっていますね。当初は世帯主だけでなく夫婦合わせた世帯の所得を基準に判定する案で動いていましたが、今回は見送りされました。しかし、今後も法改正の可能性はあり、児童手当約200万円が全額支給されるかは不明です。
重要になるのは、今後の支給状況が不確定なため、児童手当をアテにした家計管理は辞めましょう!ということです。あればラッキー、なくても生活には支障はないよう、家計環境を良好に保っておきましょう。
児童手当の使いみち
最後に、児童手当の使いみちについてです。我が家では児童手当は完全な余剰資金として扱い、生活費には充てていません。大別すると「貯蓄」に充てていますが、具体的には子どもそれぞれのジュニアNISA口座資金として活用しています。ジュニアNISAは年間80万円まで非課税で運用でき、2023年に廃止が決定している制度ですが、廃止決定によりとても使いやすい資産運用の手段となりました。ジュニアNISAについてはまたの機会に紹介したいと思います。
みなさんは児童手当をどのように活用していますか?子どもの将来のための蓄えであったり、今子どもを喜ばすために使ったり様々だと思います。いずれにせよ、子どものために使ってあげたいですよね!
これからもゆるく、しっかり生きていきましょう!
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