最近は個人的に粘土ブームが来ています。今まで可愛い系ばかり作ってきましたが、今回はニドキングをかっこよく作りたいです!ようやく完成までです。
前回までの制作は以下のリンクで!
石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!僕自身もまだ5作目ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。
石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。
過去作はこんな感じです。
塗装(本体)
今回もアクリル絵の具(僕は不透明のアクリルガッシュ)で筆塗装していきます。エアブラシも気になりますが、値段と設置ブースなどハードルが高いですよね…
自作のウェットパレット(ウォーターパレット)
今回からウェットパレット(別名:ウォーターパレット)を導入しました。今まで卵パックの空き容器をパレットにしてましたが、塗装中にどんどん乾いてしまいます。(速乾性の弱点ですね)
ウェットパレットの詳細は以下のリンクで。
水に浸したスポンジ(スポンジの半分程度まで水)・タッパー・クッキングシートで自作したウェットパレットを使えば、塗装中に塗料が乾くことなく、蓋を閉めれば2日程度なら余裕で使うことができました!塗装が複数日にまたがることもあるので、なかなかいい感じでした。(下の写真は二日目の様子、ほぼ乾きはありません)
作るのが面倒くさければ既製品もあります。安いものは200円くらいなので、買ったほうが良いかもしれませんね。自作だとパレットを水平にするのが難しいです。
スミ入れ
関節の継ぎ目やシワなどの深い溝部分に黒色を塗っていきます。ガンプラで言うスミ入れのようなことをします。
少し水気を多めにして隙間に流し込んでいきます。(影部分の色を変えるアニメ塗りに挑戦しましたが失敗したのであとで重ね塗りで消してます)
ベース塗装
まずはベースの色で塗っていきます。アクリル絵の具での注意点は乾燥後色が変わってしまうことです。
アクリル絵の具は乾燥後、若干色合いが濃くなります。(暗く落ち着いた感じに)色を塗る際は、思い描くイメージより一段階明るい色で塗るとちょうどいいと思います。
下記のイーブイは完全に思ってた色より濃くなりました。塗っている時の色は丁度よかったのですが、乾燥後一段階暗い色合いになってしまいました。
1回目(失敗) 乾燥したら何か違う色になったのでやり直します。未だに乾燥後の色を推測するの難しい…
2回目 重ね塗りで完全に消すことができるのはアクリルガッシュ(不透明)の利点です。色を作り直して再度塗装。
ドライブラシ
最初は「立体物で影は自然にできるからよくね?」と思ってましたが、何かのっぺりしてる…
今までの作品はベタ塗りだったので、どうにかして濃淡をつけたかったです。色々調べて実験してみた結果、ドライブラシで塗るのがいい感じでした。
筆先がボサボサになった古い筆に絵の具をつけて、水分を拭き取ります。カッサカサになった筆(かろうじて色が着くくらい)で何度も撫でます。プラモなどのウェザリング(汚し塗装)で使われている技法を参考にしました。
ウェットパレットで保存していたベース色から濃淡2種類の色を作ります。凸部分に明るい色を、凹部分に暗い色をドライブラシで塗ることで立体感を出してます。
その他パーツ塗装
目・耳・お腹などの他のパーツも同様に塗っていきます。青版を意識して目は怪獣っぽく鋭い目つきにできました!三白眼かっこいい。
目などの極小の部分は面相筆を使ってます。ゴッドハンドさんの製品クオリティ高いです!とりあえずこれでニドキング本体は完成です!次は土台作り。
土台(ジオラマ)作り
土台はジオラマ作りのサイトさんを参考にしてます。他の人の作品見ながら作り方考えるの楽しいですねー
岩の破片づくり
まずは地面を殴って割れた岩の破片を作っていきます。
薄く広げた粘土に荒く丸めたアルミホイルを押し付けていきます。すると歪な岩肌ができます。
次にいらなくなった歯ブラシでトントンするとよりリアルになります。この凹凸が後の塗装で効いてきます。
できた岩肌をナイフでスパッと切って岩の破片を作ります。断層部分には横模様をナイフで入れてます。
100均の鍋敷きがいい感じのサイズだったのでベースに使ってます。ニドキングを設置する箇所に針金を立てておき、先程の破片と同じようにアルミホイルと歯ブラシで岩盤を作ります。ヒビの深い部分はナイフ状のスパチュラを使ってます。
塗装(土台)
次に土台を塗装していきます。細い凹凸を消したくなかったので、サーフェイサーは吹いていません。
スミ入れ
本体と同様に凹みの深い部分に暗い茶色を流し込みます。サーフェイサーを吹いていないので、水を使って触りすぎると形が変形してしまいます。注意しながら塗りました。
重ね塗り
岩の色を何層も重ねて赤茶色の岩盤のようなものにしていきます。下の溝に入れた暗い色を消さないように、あえて雑に色を重ねていきます。暗い色→明るい色の順に色を重ねていきます。後半のかなり明るい色はドライブラシでかすかに色を塗る程度にしました。
トップコート・完成
土台にニドキング本体を接着剤でくっつけて完成!最後にアクリル絵の具はちょっとした衝撃で剥がれてしまうので、ツヤ消しのトップコートを吹いています。
「てきの ニドキングの じしん!▼」
青版の怪獣っぽさが出せたと思います。
公私ともに忙しくて作業できない期間も長かったけれど3ヶ月くらいかかってしまいました。時間はかかったけど出来は満足です!次は何を作ろうかなー
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子どものために始めた粘土ですが、最近は普通に自分の趣味になってきました。
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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