ポケモンカードのイラストでめちゃくちゃ可愛いピィがあったのでこれを作りたいと思います。前作がダラダラ作って三ヶ月くらいかけてしまったので、今回は作業日数3日、合計作業時間5時間以内で作ってみます。
石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!僕自身も素人ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。
石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。
過去作はこんな感じです。
粘土で成形(作業時間2時間)
アルミホイルで芯材づくり
まずはアルミホイルで芯材を作ります。どうせ見えなくなりますが、あまり大きくしすぎるとやすりがけした時にアルミホイルが出てきてしまいますのでほどほどに。
アルミホイルを使えば粘土の節約と乾燥時間を短縮できます!
本体成形
ピィは「ほしがたポケモン」ということで全体のシルエットが☆の形になっています。なんとなく三角形のような形で本体を作っていきます。
手足づくり
小さな足をつけていきます。パーツと本体をくっつける場合は接着面をしっかり濡らし(サイズによってはボンドを塗る)、しっかりとくっつけます。
パーツを少し削りながら本体に押し当てるイメージで継ぎ目をスパチュラでならしていきます。しっかりくっつけてから形を調整していきます。
手も同じ要領でくっつけていきます。口はナイフ形のスパチュラで作りました。細かいスジ彫りに便利です。
耳・リーゼント・しっぽづくり
手足と同じ要領で耳をつけます。このサイズだと中心まで完全乾燥するには2日以上かかってしまいます。(アルミホイル使えばよかった・・・)
リーゼント(?)も細くクルクルした粘土で作ります。ピッピやプリンなどの頭のリーゼントって立体だとどうなってるのかイマイチよく分からないですね。雰囲気で作ります。
同じ様なパーツとしてしっぽもつけておきます。しっぽは中に針金を仕込んで取れづらくしてあります。
ベロづくり
ベロが入る場所を少し削ります。そこにベロくっつけますが、接着面が小さく取れやすいのでここは木工用ボンドを使いました。
これでおおまかな成形は完了。ここまでで作業時間2時間です。ここから2日ほど乾燥させます。(後々後悔しますが、この時点で目をスジ彫りしておけばよかったです・・・)
やすりがけ(作業時間1時間)
乾燥したらやすりがけをして表面処理をしていきます。やすりがけの神アイテム、「神ヤス」で行っていきます。狭い箇所はサンドペーパーを折りたたんでやすりがけします。
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、曲面や平面などの成形がしやすいヤスリです。特に曲面(顔やしっぽ)部分のヤスリがけがすごくきれいに簡単にできます!
また、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしません。使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。限度はあるでしょうが、少なくとも今のところ、ほぼ劣化なしです。最近100均にもスポンジヤスリが売ってましたが、比較にならないほど使いづらかったです。ゴッドハンド製の神ヤスは、まさに神です。
400番→600番→1000番でやすりがけしました。
やすりがけ作業って案外面白くてついついダラダラやってしまいます。細かい凹みはありますが、今回はスピード重視でほどほどに切り上げました。
ついでに持ち手、台座との固定用にしっぽに針金を仕込みました。ハンドリューターのドリルビットを使っています。丸いパーツの接地ポイントを調べるには、机の上に朱肉を塗ってフィギュアを置くとどこが接地しているかマークできます。朱肉がついた点にドリルで穴をあけます。
ミニルーターともいい、木材から金属まで加工できる小型の電動回転工具です。先端につけるパーツ(ビット)を付け替えれば、穴あけ・切断・研磨・切削などが簡単にできます。子どものおもちゃ加工・日用品修理・趣味まで色々な場面で役に立ちます。DIYの幅が大きく広がるので、1セットは持っておくのがオススメです。
コードタイプや充電タイプ、サイズなど色々とありますが、ガチ加工でなければ上記リンクのような充電式の小型タイプで十分です。僕もコレを使っています。
塗装・着色(作業時間2時間)
最後に塗装をしていきます。前回同様ウェットパレットを使っています。ウェットパレットは以下の記事に詳細を書いていますが、塗料を乾燥させずに数日保管できます!
塗装がギリギリ2時間超えるくらいでした。時間の大半が目の塗装です。左右対称の丸を描くの難しすぎ…
今回の反省点は目を位置にスジ彫りしなかったため塗装で時間がかかってしまいました。(やり直しの効かない塗装時より、やり直しの効く成形時に目の位置を決めるべきでした)
耳をもう少し下げた方が☆っぽかったかな?細かい違いなど気になる点はありますが、作業時間の割にそこそこの仕上がりにできたと思います。
トップコート・完成
最後に台座に針金と接着剤で固定して完成です!塗装が剥げやすいのでツヤ消しのトップコートを吹いておきます。スピード勝負でギリギリ作業時間5時間に収まりました。粘土を始めたばかりの頃よりはだいぶ早くできるようになったかと思います。
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子どものために始めた粘土ですが、普通に自分の趣味になってきました。徐々に作るスピードを上げるため、頭の中で形をイメージできるようになっていきたいです。
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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