子どもの花粉症発症→空気清浄機導入へ
私も妻もスギ花粉で花粉症を患っており、さらに私はアトピー性皮膚炎持ちで何かとアレルギー体質です。
『かゆい』ということの辛さは私自身、身を持って知っています。大人は花粉症の薬を飲むなどして我慢していましたが、子どもにはなかなかそういう訳にはいきません。病院にも行きましたが、「花粉との接触自体を減らすように」とのアドバイスをもらいました。具体的には以下の通り。
② 家に入る前に服をはらって花粉を落としてから入る
③ 洗濯物は部屋干しにする
④ 空気清浄機を使う
お医者さんが空気清浄機を薦めるんだ・・・正直、空気清浄機というものの存在をあまり信用していませんでしたが、体感として明らかに家の中での症状が軽くなりました!他の対策も同時に行っていましたが顕著に効果として現れました。
シャープの空気清浄機比較
空気清浄機は各メーカー販売していますが、圧倒的シェアを誇るのはシャープです。「プラズマクラスター」という言葉は聞いたことあるのではないでしょうか。公共施設・大手企業・高級ホテルなど様々なところで導入されています。『シャープの空気清浄機』はたくさんありますが、ではどれが良いのでしょうか?
一般家庭におすすめする機種
色々と機種があるなか、2022年の今おすすめするのは『KC-L50』です!値段と機能のバランスが良く、よほど広い家でない限りカバーできると思います。
◆プラズマクラスター発生ユニットの交換(7,700円)が不要
◆2年前の型落ちモデルのため最新より1万円以上安い
型番の意味
型番からどういった機能を持っているのかが分かります。シャープの空気清浄機では以下のとおりです。例えば僕が買ったのは『KC-J50-W』というモデルです。
例:KC–J50–W
シリーズ名:高機能からエントリーモデルなど
一番重要なのがココ!各シリーズの機能は以下の表のとおりです。価格とのバランスが良いKCシリーズが一番おすすめです。室内での症状が軽減され、7000でも十分プラズマクラスターの恩恵を受けています。
名称 | プラズマクラスター | 加湿 | メイン価格帯 |
KI (高額・高機能) |
NEXT・25000 2年ごとにユニット交換(7,700円)が必要 |
○ | 3万~4万円程度 |
KC (お手頃・オススメ!) |
7000 ユニット交換不要 |
○ | 2万~3万円程度 |
FU (安価・最低限機能) |
7000 ユニット交換不要 |
✕ | 1万5千~2万円程度 |
上位モデルのKIシリーズは本体代金が1万円以上高くなるうえ、2年毎にプラズマクラスター発生ユニット(7,700円)を交換する必要があり、結果かなり高額となります。
下位モデルのFUシリーズは加湿機能がついていません。花粉は湿度があると飛散しにくくなるため加湿機能は欲しかったので却下。金額もそこまで変わらないため、加湿器を別で買うより安くなります。
発売した年
ここは発売した年で決まります。また、KIシリーズの場合プラズマクラスターがNEXTの場合はXが付きます。
重要となるのは型落ちモデルかどうかで、別に最新モデルを買う必要はないと思います。僕も2年型落ちを購入しています。最新であっても根本的な機能の変更はないため、2年ほど型落ちモデルを狙うのが安く手に入り良い思います。
最大風量(m³/分)
最大風量(m³/分)を示します。(50なら5.1m³/分)ここは単純に数字が大きいほど高機能です。強い風を出力するため、広い部屋に使用可能となります。
空気清浄機は「大は小を兼ねる」とよく言われ、適用床面積にも直結してきます。適用床面積は、ご自身の家の間取りの2倍の数字を目安にすると良いと言われています。(メーカーの適用床面積は障害物のない空間で実験をしており、実際の部屋は家具などの障害物が邪魔をして機能が妨げられるため)
本体の色
末尾は本体の色です。部屋に合うお好みの色を選びましょう。白が多く流通しているイメージです。
実際に使ってみたレビュー
外観・サイズ
私が購入したのは加湿機能も搭載した『KC-J50-W』です。大きさの比較対象がなかったので、ロディを並べてみましたがなかなか大きいことが分かります。吸引面積が重要なためこれくらいの大きさにはなります。
機能
浄化方式:プラズマクラスター7000
だれでも聞いたことはあるであろう「プラズマクラスター」です。この機能は13畳(21㎡)まで適用されるとのことです。浮遊カビ菌・ウィルス・アレル物質の作用を抑える働きがあり、付着したニオイを分解消臭する機能もあります。
空気清浄適用床面積
目安として23畳(38㎡)となっています。「強」・「中」・「静音」とモードがあり、それぞれの機能は以下のとおりです。
モード | 強 | 中 | 静音 |
風量(㎥/分) | 5.1 | 2.8 | 1.0 |
消費電力(W) | 54 | 13 | 3.1 |
運転音(dB) | 52 | 38 | 20 |
1時間あたりの電気代 | 約1.46 | 約0.35 | 約0.08 |
1ヶ月使い続けた電気代 | 約1,051円 | 約252円 | 約58円 |
まず思ったのが、「電気代安っ!」です。「おまかせ」モードにしていると空気の汚れを自動検知してモードを切換えてくれるのですが、基本的には「静音」モードです。ドアの開け閉めや人の移動でたまに「中」、稀に「強」になる程度なので、つけっぱなしでも97%以上は「静音」稼働しています。
1年間24時間稼働で使ってみましたが、目に見える電気代の変化はありませんでした。
加湿機能
気化方式による加湿で加湿量は「強」500mL/h・「中」400mL/h・「静音」200mL/hとなっています。加湿をすることで花粉症の症状が軽減するとのことです。加湿をすることで粘膜の乾燥も防ぎつつ、花粉の飛散を防げるようです。
フィルター浄化
内蔵しているフィルターは大きく3種類あり、静電HEPAフィルター・脱臭フィルター・プレフィルターです。これらのフィルターで花粉やハウスダストなどを捕集し、脱臭効果もあります。
フィルターの交換目安は約10年とメーカー公称しており、手入れが基本不要ということがとても良いです。一番外側のプレフィルターをたまに掃除機で吸えばOKです。
設置場所
空気清浄機の効果的な設置場所は空気の流れを考慮する必要があります。このタイプは背面吸気のため、背面を壁にベタ付けするのはNGです。我が家ではリビングの壁から20㎝ほどあけたところに設置しています。
使い方
空気清浄機能
説明書に書いてありますが、後ろのカバーを開けるのを忘れないようにしましょう。ここと前面から空気が排出され室内の空気循環を促して空気をキレイにします。
色々と機能はありますが、実際は「おまかせ」モードにして放置しておくだけで良いです。空気の汚れを自動検知して「強」・「中」・「静音」モードの切換や、湿度を自動検知して加湿してくれるモードです。あとは、「パワフル吸じん」モードを使えば最短で部屋の空気をキレイにしてくれます。急な来客の前にはいいかもしれませんが、このモードは爆音になりますので注意。
加湿機能
加湿も前述の通り「おまかせ」モードにしておけば自動で適切な湿度を保ってくれます。加湿器をもう一台買うよりは一体ものを買う方が安くすみますね。
補水方法は、側面にあるロック部分を押して手前に引き、タンクを取り出して補水するだけです。簡単ですね。
ちなみに中のトレイを引き出すとこのようになっています。気化式で一般的に使われている気化フィルターが回転するようになっています。下のトレイ部分に水が溜まるようになっているので、こちらも定期的にお手入れしましょう。
効果
もっと早く導入しておけばよかったと思います。
② 部屋干しの生乾きの臭いが軽減
③ ほこりが溜まるのも少なくなり、掃除機がけ頻度が減った(妻談)
④ 24時間つけっぱなしにしたが、目に見えるほど電気代の変化はなし
さいごに
いかがでしたでしょうか?子どもの花粉症をきっかけに半信半疑だった空気清浄機を導入してみましたが、個人的には購入してとても良かったと思います。また、空気清浄機だけでなく子供用花粉メガネも購入してみました。私がメガネをかけているため、お揃いだと喜んでつけて幼稚園にいっています!
「かゆい」というのは本当に辛いものです。少しでも子どもの辛さを軽減させてあげたいですよね。
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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