今回はカモネギを鬼滅の刃のあのポーズで作っていきます!
今回は『ラドール プレミックス』の石粉粘土を使っていきます。
石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!僕自身も素人ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。
石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。できるだけ分かりやすくまとめています。
過去作はこんな感じです。
アルミホイルで芯材づくり
アルミホイルを固めて粘土の芯材としていきます。その上に粘土を盛って粘土の節約と乾燥時間の短縮を行っています。カモネギといえば初代「おしょう」の「いあいぎり」ということで座頭市みたいな抜刀ポーズにしようと思ってました。
パーツ分割して胴体づくり
顔と同じく胴体の中心はアルミホイルです。あとで手羽先をつけられるように肩部分を凹ませています。
手羽先をつける部分を『ハンドリューター』で穴あけします。針金と同じ径のドリルで穴をあけ、ダイソーの粘着タックを詰めて針金を半固定しています。完全に角度を固定するためなら、「穴を四角にする」「穴を2つあける」といった方法もあります。
切削して成形
石粉粘土は硬化後に切削して成形できます。よく使っているのがパジコさんの『粘土カッター』です。500~600円くらいで買えるのにすごい使い勝手が良くてお気に入りです。
グッと押し付けて削ったり、ガリガリけがいて削り落としたりできて便利です。
やすりがけ
指で滑らかにするのは限界があるので、やすりがけして滑らかにしています。今回も神ツール『神ヤス』を使っています!初心者でも簡単に滑らかな曲線が作れます。
やすりがけをしていくと小さな凹みがいくつか見つかります。こういった箇所は石粉粘土を薄く増し盛りして、再度やすりがけすると滑らかな表面になります。
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、フィギュアに滑らかに接触できるためとても扱いやすいヤスリです。特に曲面部分のヤスリがけがすごくきれいで滑らかにできます!また、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしません。(サーフェイサー後は無理)使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。限度はあるでしょうが、1年ほど使っていてもほぼ劣化なしでスポンジのヘタリもありません。最近100均にもスポンジヤスリが売ってましたが全然ダメでした。ゴッドハンド製の神ヤスは、まさに神です。
アクリルガッシュで塗装
塗装はすべてアクリルガッシュ・筆塗装でやっていきます。子どもがいる家庭なので環境的にエアブラシは困難です。
今回もウェットパレットを使ってアクリルガッシュの乾燥防止をしています。もはやこれが無いと塗装は困難です。こちらの記事に詳細を書いていますが、塗料を乾燥させずに数日保管できます!特にハミ出し修正するベース色はしっかり保管しておきましょう。
パーツ分割・塗装
毎回、どこまでパーツ分割するかは悩みどころですが、今回は手羽先の内側を塗るのが難しそうだったので、手・足・クチバシに分割しています。
アクリルガッシュは重ね塗りで下の色を完全に消せるため、色を塗る順番も考えています。頭のV字と目の部分をわざとはみ出すくらいで塗ったあと、本体色ではみ出た黒を消すようにしました。
トップコート
アクリルガッシュは塗装が剥げやすいのでトップコートを吹いておきます。あまりテカテカさせたくないので、僕は『つや消しトップコート』を吹いています。つや消しとは言えマットな質感のアクリルガッシュに比べるとつやが出ます。
今回は2回重ね吹きしておきました。アクリルガッシュは乾燥時に色が濃くなり、トップコート時にもわずかに濃くなるので、絵の具を作る時点でやや薄めの色としています。
フィギュアの最後の仕上げとして表面を保護するものです。アクリルガッシュなどの塗装は乾燥後に少し擦るだけで塗装が剥げてしまいます。下の画像を見てください。一番左のトップコートをしていない部分は爪楊枝で少しこすっただけで塗装が剥げています。トップコートを吹いた後は少し凹むくらいで済み、乾燥後に2度重ねるとより衝撃に強くなります。トップコートを吹いた後はできるだけホコリがつかないように乾燥させます。ここまで過敏にならなくてもいいですが、乾燥させる部屋は湿度が低くホコリの少ない部屋がベストです。
完成
『カモネギの霹靂一閃!』ということで完成です。最初はいあいぎりをしているカモネギを作ろうとしていたところ、霹靂一閃のようなポーズだったので方向修正しました。元ネタでは刀身がもっと水平なのですが、クチバシが邪魔してこれが限界でした。
絶対に公式発売されないポケモンフィギュアができました!
撮影ボックス
フシギダネの時に買った『撮影ボックス』で撮影してます。照明と背景布も付いているので簡単にいい感じの写真が撮れました!今まではロール紙を広げたところで撮影していたんですがセッティングが面倒くさかったです。いい買い物しました。
子どものために始めた粘土ですが、普通に自分の趣味になりました。今回は息抜きに少しふざけてカモネギの霹靂一閃を作りました。次はもう制作してますが少し難しい・・・
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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