初代から好きなポケモンゲンガーです!
今回も『ラドール プレミックス』の石粉粘土を使っていきます。
石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!僕自身も素人ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。
石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。できるだけ分かりやすくまとめています。
過去作はこんな感じです。
やすりがけで表情調整
やすりがけして表情を微調整していきます。細かく狭い部分は爪楊枝やすりをつかって調整していきます。
爪楊枝やすり
簡単だけどすごい使いやすいです。まとめて作り置きしておけば楽ですね。
耳・トゲ・しっぽづくり
耳(?)やトゲ、しっぽをつけていきます。気持ち大きめのトゲを付けて、やすりで形やサイズを微調整していきます。
浮いているポーズにしようと思ったため、支えのアルミ線はしっぽにつけました。
手足パーツづくり
手足を少しずつ作っていきます。『シャドーボール』を振りかざしているようなポーズで作っていきます。
形がシンプルゆえに微妙なバランス崩れですごく違和感が出て苦労しました。
本当に気持ちだけ足が長く感じたので、一度切断します。ノコで切ると切断の厚み分だけ短くなるので、その後長さを微調整して戻しました。
ビフォーアフター伝わるかな?自分だけに分かるこだわり程度の微々たる修整です。
全体をやすりがけ
各パーツ時点である程度やっていますが、全体を#400から#1000までやすりがけしていきます。狭い箇所は先程の爪楊枝やすりやフロスにやすりを貼り付けた工具で磨きました。
神ヤス
今回も神ツール『神ヤス』を使っています!初心者でも簡単に滑らかな曲線が作れます。
神ヤスが神すぎるので記事にまとめました!以下のリンクで使い方のコツや種類をまとめています。
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、フィギュアに滑らかに接触できるためとても扱いやすいヤスリです。特に曲面部分のヤスリがけがすごくきれいで滑らかにできます!また、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしません。(サーフェイサー後は無理)使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。限度はあるでしょうが、1年ほど使っていてもほぼ劣化なしでスポンジのヘタリもありません。最近100均にもスポンジヤスリが売ってましたが全然ダメでした。ゴッドハンド製の神ヤスは、まさに神です。
アクリルガッシュ塗装
まずは黒で目と歯の間を塗っていきます。白の隠蔽力は低いため、はみ出た黒はやすりで削っておきます。
歯の白と目の赤を塗っていきます。塗り漏らしがあると目立つので、色んな角度から見て確認します。
細かい部分は『面相筆』で塗っています。ゴッドハンドさんの製品は素晴らしいですね!
次に本体塗装。何度も重ね塗りして調整していきます。重ね塗りする時は前に塗った方向と90°向きを変えて塗ると筆ムラが目立たなくなります。(①で縦に塗ったなら②で横に塗る)
なんかゲンガーっぽくなかったので少し青色を混ぜたらいい感じになりました。調色がいつも難しいです。
塗装完成後、トップコートで表面をコーティングしておくことも大事です。特にアクリルガッシュでの塗装の場合は、少しの衝撃で塗装面が剥げてしまいます。
フィギュアの最後の仕上げとして表面を保護するものです。アクリルガッシュなどの塗装は乾燥後に少し擦るだけで塗装が剥げてしまいます。下の画像を見てください。
一番左のトップコートをしていない部分は爪楊枝で少しこすっただけで塗装が剥げています。トップコートを吹いた後は少し凹むくらいで済み、乾燥後に2度重ねるとより衝撃に強くなります。トップコートを吹いた後はできるだけホコリがつかないように乾燥させます。ここまで過敏にならなくてもいいですが、乾燥させる部屋は湿度が低くホコリの少ない部屋がベストです。
土台(ジオラマ)作成
発泡スチロールで岩づくり
今回は発泡スチロールを使って岩を作るのに挑戦しました。適当なサイズに切った発泡スチロールの表面を手でボロボロ崩していきます。
まだ発泡スチロールの小さいツブツブが目立つので炙った鉄の棒で表面を軽く溶かしていきます。半田ごてがあるといいのですが、今回は100均の目打ちを炙ってやりました。
次に下地材の『ジェッソ』を使っていきます。まずは水に溶いたボンドを発泡スチロールに塗ってティッシュを馴染ませます。その上から『ジェッソ』(今回は少し黒絵の具を混ぜて灰色にしています)を塗ります。
乾くとこんな感じ。なかなか岩っぽい表面になりましたね。
石粉粘土で地面づくり
土台となる地面はいつものように石粉粘土で作っていきます。
まんべんなく広げた石粉粘土の表面をグシャグシャに丸めたアルミホイルを押し当ててそれっぽくしていきます。
石粉粘土は乾くとわずかに縮むため、台座との間にもボンドを塗るのを忘れずに。さっき作った岩を粘土が柔らかいうちに押し当ててボンドで固定します。
塗装
濃い目の色から順に塗り重ねていきます。最後の方は白色をかすかにつけることで立体感が強調されます。
岩の方も薄く溶いた黒をにじませたりしてそれっぽくしていきます。発泡スチロール+ジェッソの岩、なかなかいい感じです!
ゲンガーを浮いてる感じでくっつけ。うん、いい感じになりました。
エフェクトパーツづくり
エフェクトパーツの作り方をまとめました!
今回はシャドーボールとエフェクトパーツを『おゆプラ』と『被覆つきアルミ線』で作っていきます。いずれも100均(ダイソー)で手に入ります。
ぐにゃぐにゃ曲げたアルミ線におゆプラを巻き付けてトゲをつけて雷のようなオーラのエフェクトパーツを作ります。小さいオーラも作りました。(刺し身についてる海藻みたい?)
完成
エフェクトパーツを接着剤で合体させます。
「ゲンガーのシャドーボール!」
完成しました!!
子どものために始めた粘土ですが、普通に自分の趣味になりました。初代からの相棒、ゲンガーをワルっぽく作れたので満足です!諸事情により5月頃まで造形ができなくなりますが、次のポケモン構想を練っておきます。
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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