最近は個人的に粘土ブームが来ています。子どもが好きなポケモンをつくっていますが、自分の方が楽しくなってきました!
石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!私自身もまだ4作目ですが少しずつフィギュアっぽく作れるようになってきました。
石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。
過去作はこんな感じです。
針金で骨組み作り
今回は針金で骨組みをつくってみました。毎回何かしら新しい手法に挑戦してみています!
アルミホイルで芯材作り
針金にアルミホイルを巻きつけて芯材を作ります。どうせ見えなくなるので適当でいいですが、骨格がどうなっているかイメージしやすくなるのと、粘土節約・乾燥時間短縮ができます。
芯材に粘土盛り
胴体の製作
アルミホイルを少し濡らして石粉粘土を盛っていきます。石粉粘土は増し盛りしたり乾燥後に削ったりと、かなり融通がきくので、まずはざっくりつくっていきます。
少しずつ粘土を盛っていきます。ガリガリ状態は少し気持ち悪いですね(笑)
ブラッキーは猫の骨格を参考にしてみました。デフォルメすると後ろ足が丸くなっていますが、骨に肉付けすると理由が分かりました。ナルホド
顔・他パーツの作成
続いて顔、耳、しっぽも同じようにアルミホイルに粘土を盛っていきます。
成形する際は、スパチュラ(金属製のヘラ)があると細かい調整がしやすくなります。僕も2,000円ちょっとの安いスパチュラセットを使っています。安物でもいいのでスパチュラがあると手早くキレイにできます!目の部分などはスパチュラが無いとキレイにできなかったです。
仮組み・バランス調整
一度仮組みしてみて全体のバランスを見ます。各パーツのサイズ感を調整しますが、石粉粘土は盛り直し・削りが簡単に行えるので何度でも調整できます!
首を長くして調整していきます。
合体・細かいパーツ
少し上を見上げるようなポーズにして、各パーツを繋ぎ、隙間を濡らした石粉粘土で埋めて合体させます。盛る石粉粘土だけでなく、パーツ側も濡らすことでしっかりとくっつきます。継ぎ目はスパチュラでならせば全く分からなくなります。
仮組み状態だと、ちょっと耳の位置が後ろ過ぎた気がするので気持ち前に修正。こういった微妙な差で雰囲気が変わりますね。
ヤスリがけ
各パーツの時点で細々やっていますが、ヤスリがけをしています。粘土の造形ではかかせないヤスリがけです。目の荒い(数字の小さい)サンドペーパーで形を成形しながら削り、目の細かい(数字の大きい)サンドペーパーで表面をキレイにしていきます。
前回に引き続き、『神ヤス』を使ってます。やっぱりこれすごい使いやすいです!数百円で手に入るので、キレイな曲面処理をしたければ、神ヤス一択です。
スポンジと布ヤスリが合体された商品で、曲面や平面などの成形がしやすいヤスリです。今回使ってみた感想は、曲面(顔やしっぽ)部分のヤスリがけがすごくきれいに簡単にできました!
また、サンドペーパーは基本使い捨てですが、神ヤスは石粉粘土を削った程度ではほぼ目詰まりしませんでした。使用後に水洗いをすれば石粉粘土は水に溶けて流れていくので、何度でも再利用できます。限度はあるでしょうが、少なくとも今回使ってみた範囲ではほぼ劣化なしです。
サーフェイサー塗布
今回もはじめての挑戦、塗装前のサーフェイサーをやってみました!ものの見事に失敗しましたが・・・
造形では一般的に、塗装前にサーフェイサーを使用します(サフを吹く、とも言ったり)。今回はじめて挑戦してみました!
塗装をする前の下地材で、表面の細かいキズや凹みを埋めることができます。サーフェイサーの数字は粒度の細かさを表しており、数字が大きいほど細かい粒子を塗布することになります。数字が小さいほど、粒が大きいため傷を埋めてくれますが、本来残したい段差・模様なども埋めてしまいます。
逆に数字が大きいと、残したい部分は埋まりませんが、表面の傷を隠す能力も低くなります。傷を埋める能力
500 > 1000 > 1200 > 1500
今回は、お試しということで、1200の缶サーフェイサーを使ってみました(エアブラシなんて持ってないです)。
1回目 失敗
細かいほこりのようなツブツブがたくさん付いているのが分かります。失敗した理由は、『サーフェイサーを遠くから吹きすぎた』です。
ラッカースプレーなどで塗装する感覚で、40cm程離れたところからサーフェイサーを吹いてしまいました。サーフェイサーは遠くから吹くと、フィギュアに届く前に空気中で乾燥してしまい、粉っぽい表面になってしまうようです。
しっかり調べてからやれば良かったです。乾燥した後に、ヤスリがけをしてもう一度表面をキレイにしてから2回目のサーフェイサーを吹きました。
2回目 成功
次は色々調べて、以下の点に注意してサーフェイサーを吹き直しました。
・『吹き始め』と『吹き終わり』はフィギュアに当てない
・素早く動かしまんべんなく
サーフェイサーを吹き、本体の造形までは完成しました!
とりあえず今回はここまで。これから塗装と土台作りをしていきます
続き公開しました!完成までです
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今回は石粉粘土でポケモンフィギュアをつくる過程をまとめました。少しずつ石粉粘土に慣れてきましたが、まだまだ改良の余地がたくさんあります。
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのフィギュアを子どもにあげれるのも楽しいですよ!あなたも粘土をやってみませんか?
これからもゆるく、しっかりと生きていきましょう!
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