石粉粘土でフィギュアを作ろう第19弾!今回はポケモンではなくドラゴンクエストⅢから『大魔王ゾーマ』を作っていきます。淡路島のドラクエアイランドへ行ってドラクエ熱が高まったので、昔から作ってみたかったゾーマに挑戦していきます!

こんにちは、るーとです。
ゾーマ様を我が家に召喚するべくめっちゃ頑張りました!過去一番の力作ですので長いです
今回も粘土は『ニューファンド』を使っていきます。造形のプロも使う人が多く、強度や仕上がりが綺麗でおすすめの石粉粘土です。
淡路島のドラクエアイランドへ行って、ドラクエ熱が高まっていてゾーマ様のフィギュアが欲しくなりました。しかし、既製品のフィギュアは大体戦闘グラフィックで両手を前にしているものばかりなので、オリジナルでカッコイイものをつくってやろう!と挑戦していきます。
既製品はこんな感じ…

石粉粘土とは
石粉粘土は100均でも手に入る造形用粘土で、初心者でも簡単にフィギュアづくりが楽しめます!石粉粘土の特徴や必要なグッズなどは以下の記事を参考にしてください。できるだけ分かりやすくまとめています。
過去作はこんな感じです。結構いっぱいつくってきました。
ゾーマ本体の造形
顔の制作
まずは顔から作っていきます。顔が良ければ大体許されるのはフィギュア造形でも一緒です。手で触ると歪んでしまうため、何でもいいので持ち手に粘土を張り付けて造形していきます。
※動画のスクリーンショットが多いため、画像荒くてすみません・・・

これ以降も造形の際にはスパチュラをめちゃくちゃ使っていきます。これは粘土造形では必須レベルの工具なので、とりあえず粘土とスパチュラは買った方がいいです!一度買えば一生使えるので。
ガイコツの絵を参考にしながらゾンビっぽい顔にしていきます。ヨボヨボすぎるとワイトキングになってしまうので、大魔王の凶悪さを残しつつ造形していきます。

持ち手から切り離して後頭部を合体させます。兜をつけられるようにダボパーツを埋め込みます。今回から造形の一部に3Dプリンターでの部品を使っています。以前はダボも粘土で作っていたのですが、粘土のダボは雑に扱うと削れてしまったため硬いもので作ってみました。

舌を作って食べさせます。あとで歯を生やすのでスペースを残して。

歯も先端が細く粘土だと折れてしまうこともあるので、3Dプリンターで作りました。好きなフィギュアが作れれば手段はなんでもOK。楽しくつくっていきましょう!インプラント手術。(これあとで塗装する時大変そうだなぁ・・・)

眼窩に目を作っていきます。丸めた粘土を突っ込んで、目を作っていきます。安くてもいいのでシリコン筆があると滑らかな曲面を作りやすいです。結構便利ですよ。

乾燥後につまようじにつけた神ヤスで表面を整えます。神ヤスは小さく切っても使える最強のスポンジやすりです!

全体的にシワの深さなどを整えて顔の完成!大魔王っぽく禍々しさが出ています。今回は瞳はナシにしました。

兜の制作
ゾーマ様がかぶっている兜を作ります。先ほど仕込んだダボにワセリンなどの剥離剤を塗ってから粘土をぐに~っと押し付けて受けダボを作ります。リップクリームなどでもOKです。塗らないと粘土がくっついて離れなくなります。

できた受けダボに粘土を盛って兜にしていきます。まずは前垂れの部分から紙を切ってサイズとイメージをつかみます。

薄くした粘土を切り取り合体させていきます。粘土を薄く広げるときは、下にクッキングシートを使うとくっつかずに伸ばしやすいです。

公式絵だともみあげ部分が固いパーツになっているようですが、ツノが引っかかって被れないと思いアレンジで布製の帽子のようにしてみました。自作では「たぶんこうだろうな!」といろいろ妄想を広げながら作れるのも楽しいところです。

中央にある目は丸い型に押し込んで作りました。ホワイトサーフェイサーで整えて置き、中央に100均のラインストーンパーツを埋め込んでレジンで固めます。

レジンはフィギュアづくりでものすごく表現の幅が広がりました。DIYとして家の中の修理とかにも使えて、チャレンジしてみてすごい良かった素材です。扱いに注意はありますが、手を出してみる価値は十分にあります!
ツノも3Dプリンターで作りました。尖って折れやすいものや左右対称パーツを作るのにとても適していますね。ただ、これもやすりがけだけで1時間くらいやっていたので、3Dモデリング・印刷・やすりがけまで考えると全然時間短縮にはなっていませんね・・・

目とツノを埋め込んで細いライン部分も造形して兜の完成!もうこれだけで完全にゾーマ様ですね!テンションあがる~

骨組みの制作
顔ができたらアルミ線で体の骨組みを作っていきます。ドリルで穴をあけてアルミ線に固定、頭身を気にしながら全身の骨組みを仮で作っていきます。

アルミ線同士は紐と瞬間接着剤で固定しています。

できた骨組みの関節部分以外に粘土を盛って、ポーズをイメージしていきます。このポーズが大事・・・!モンスターバトルスキャナーのゾーマがかっこよかったので参考にしました。

ポーズが決まったら関節部分を埋めてとりあえず骨組みの完成。これにいろいろなパーツをくっつけていきます。

手の制作
続いて手を作っていきます。ゾーマといえば初期は指が4本でしたが、色々な大人の事情でいつからか5本指になっていました。作るのが簡単なのd・・・初期公式に則って4本指で作ります。一度ざっくりで乾燥させて、削ったり盛ったりで作っていきます。

手の甲は骨やスジを粘土で盛って、その上に薄い粘土を被せるようにするとそれっぽくなります。一発でカッコイイ手を作れる人はいいですが、僕はその能力がないのでチマチマつくっていきます。

爪も折れそうなので3Dプリンターで作りました。3Dモデルをうまく作れない自分ではこれくらいの部分的なパーツが限界です。デジタル造形やってる人はホントすごい。

関節・筋肉の制作
骨組みに関節や筋肉を意識しながら粘土を盛っていきます。ここも一発で作れる人は要らない工程ですが、僕には無理です・・・が、結構好きな工程です。

少し筋肉が少ないと思ったら、薄く広げた粘土を被せるだけで筋肉増強できます。下に仕込んだ筋肉に沿わすように巻きます。現実でもこんな簡単に筋肉つけばいいんですがね・・・

先ほど作った手をくっつけて間を埋めていきます。なんか手首のところにある骨とかつけるとそれっぽくなります。

切断・パーツ分割
これから先の造形や塗装のことを考えてパーツ分割をしていきます。今回は、顔・両腕を切断して分割しました。ミニルーターでがっつり切断していきます。切断前に鉛筆でフランケンシュタインの線を描いておくと、もともとどの角度で繋がっていたかが分かります。

切断したどちらかを削って凹ませます。これも手作業だとかな~り大変(アルミ線もあるので)なのでミニルーターで削っていきます。マジ便利!DIYにも使えるし超有能工具です。

凹ませなかった方にアルミ線などで凸ダボを作り、凹ませた方に粘土を押し込みます。まっすぐぐに~っと押し込んでダボを作っていきます。切断した際に刃の幅分だけ少し短くなっているのでそれも考えて。

これでとりあえずのパーツ分割は完了。塗装や組み立てなどを考えて、どこまで分割するかは考えていきましょう。正解は特にないです。ノリ。
服の制作
さて、ここから僕は未知の領域です。基本的にモンスターばかり作っていたので、服の作り方はよく分からないため手探りでやっていきます。とりあえず粘土を薄く広げます。実際の服の生地を押し当てて生地っぽい凹凸を作ってみました。う~んこの工程は要らなかったかも・・・

まずは袖部分から練習。薄くした生地を押し当てて袖を作ります。パーツ分割した腕が差せるように確認しながらシワを造形します。

続いてローブ部分。同じように薄く伸ばした粘土をくっつけていきます。シワは何となくの雰囲気で作っていますが、これ難しくないっすか・・・

乾燥させる際に布のヒラヒラ感を残したいので、隙間にティッシュを押し込んで固定しながら乾燥させました。粘土自体の重さで垂れ下がってしまうので。(これ他に良いやり方ないのかな・・・)

一度完成させた後に細くした粘土をくっつけて追加のシワを造形します。うわぁ・・・これはセンスが問われるやつですね。むっず!服はまだまだ勉強と練習が必要です。もっとみんな動画やブログで制作過程教えてくれないかな・・・

前掛けの制作
ローブ部分は何とか作ったので、次は前掛けです。これ色んなゲーム画面を見ていましたが、背中側まであるシリーズもありましたね。面倒くさいので前だけにします。基本的に紙でイメージから作っています。凹み部分をナイフスパチュラで作り、ライン部分を細くした粘土で作っていきます。

少しオーラでたなびいているようにして乾燥させます。省略していますが、各パーツ要所要所でやすりがけしてますよ。

マントの制作
ゾーマ様のイメージを大きく左右するマントの制作。基本は紙でイメージ、薄く伸ばした粘土を紙に合わせて切り出す。の繰り返しですかね。背中にアルミ線を差し込んでマントを引っかけるパーツだけを先に乾燥させて作っておきます。

このパーツにマントパーツをくっつけて、シワを作りティッシュで固定して乾燥させます。簡単に書いてますが、マントがデカすぎてめちゃくちゃ苦労しました。デカい布パーツは何か上手い作り方を考えないとキツいなぁ。

肩当て・背中パーツの制作
肩当てと背中の謎パーツを作っていきます。肩パッドは公式絵だともう少し丸みを帯びたような形状でしたが、王騎将軍のような形になってしまいました。まぁ案外悪くないのでこのまま突っ走ります。コココココ

背中はさっきのマントパーツを引っかける先に差すようにしました。どのパーツをどこに固定するかを考えるのが一番頭使いました。ゾーマ様、装飾が複雑すぎます・・・

襟パーツの制作
もう何ていう名前か分からないけど、顔後ろのホタテみたいな襟パーツを作ります。一度薄いパーツでシワを作って乾燥させます。

そのあと後ろに粘土を盛って完成させます。結構ゴツくて重くなってしまいそうなので、中心はアルミホイルで軽量化しています。アルミホイルは軽量化や粘土節約ですごい使います。

装飾パーツの制作
髑髏の金ネックレスという中二病MAXの装飾を作ります。針金にビーズを通してネックレス部分を作ります。針金で作ることでフワッと浮いているような表現ができます。

先端に付ける髑髏を作ります。小さなパーツなので、顔と同じように持ち手でつくります。

それぞれを金スプレーで塗装して完成。あとの工程でスミ入れや眼窩部分を黒く塗装します。

次に首元にある宝石を作ります。真ん中が凹んだ円形を作り金スプレーで塗装。宝石なのでレジンで作ります。こういった部分で少しレジンがあると造形が光ります!

中心部分に赤で着色したレジンを流し込み完成。(実はサイズをミスっててあとで小さく作り直してます)

アクリルガッシュで筆塗り塗装
さて、これで各パーツが完成したので、塗装をしていきます。僕はエアブラシを持っていないので、いつも筆塗りで塗装しています。エアブラシは導入のハードルが高いですが、筆塗りなら誰でもできますよね!

アクリルガッシュは普通にパレットで使っているとすぐ乾燥してきてしまうので、水を含ませたスポンジの上にクッキングシートを乗せたウェットパレットで管理しています。タッパーの蓋を閉めておけば、一週間経ってもまだ余裕で使えます。
まずは筆でベタ塗り
一日で塗り切れるくらいなら、濡らしたティッシュの上にクッキングシートでも十分です。マントを例に説明します。まずはベース色を作って、筆でベタ塗りしていきます。

次に陰になる部分をベース色を暗くした色で塗っていきます。簡単に言えば凹んでいる部分。上から光が当たるとしたら下の部分を塗っていきます。分からなくなったら、実際に光にあてて観察してみましょう。

スポンジ塗装
今回から初めて導入した「スポンジ塗装」がいい感じでした!ドライブラシより簡単に綺麗にグラデーションがつけられます。他の人の動画で知りましたが、これマジで良いです!

100均に売っている化粧用スポンジに塗料をつけて、ティッシュでカサカサにします。少し色がつくくらいになったら、色の境界部分を「ポンポン」とスポンジで優しく叩くだけです。すると色の境界にグラデーションがついて境界がボケていき、自然な濃淡がつきます。
次にベース色を明るくした色で、光があたる部分に同じことをしていきます。最低「①ベース色」「②暗くしたベース色」「③明るくしたベース色」の3色で塗り分けるだけで、ただ1色でベタ塗りした場合と違い、すごくリアルに塗装できます。もっと明暗の段階を細かくすればなおヨシ。

これを各パーツすべてで塗装していきます。口の中が狭くてめっちゃ難しかったぁ・・・ほっそい筆で地道に塗装していきます。

トップコートで保護
塗装が完了したら、最後にトップコートで表面を保護しておきます。アクリルガッシュが乾燥したあとに、ガッと引っ搔いてしまうと塗料が剥がれてしまいます。そうならないようにトップコートで塗装を保護しておきます。

ひかりのたまで闇の衣を剝がした後は服がオレンジ色ですが、闇の衣をまとっている時の青っぽい色をメイン色にしてみました。
トップコートはアクリルガッシュ筆塗り塗装なら必須かなと思います。下の画像のように、トップコートをしていないと爪楊枝でこすっただけで塗装が剥げてしまいます。

蛍光ペン+レジンで光る目を制作
今回は目をブラックライトで光るようにしたかったので、「蛍光ペン+レジン」を使って表現していきます。レジンの皿に蛍光ペンを塗り塗りしてそれをレジンで溶かします。

蛍光ペンが溶けたレジンを目の部分に塗って硬化させます。すると蛍光ペンはブラックライトで光るため、光る目を作ることができました。
組み立て
これで本体の各パーツがすべて完成したので、組み立てていきます。分割したパーツを順番に瞬間接着剤で固定していきます。この際に若干パーツにガタつきがあるところは、隙間に少しだけ石粉粘土を入れてあげると頑丈に固定できます。

組み立てる順番を間違えて接着してしまうと絶望するので、間違えないように・・・これでゾーマ様本体は完成!次からはよりカッコよくディスプレイするための手順です。

ジオラマ台座(ゾーマ城)の制作
スタイロフォームでレンガタイル
本体を飾るための台座を作っていきます。今回はスタイロフォームを使って、ゾーマ城のレンガタイルを作ってみます。セリアで見つけました。ポリスチレンフォームってなってるけど、まぁ同じようなものなのかな。

デザインナイフで模様を書き、つまようじで溝を深くしていきます。


レンガの欠けやヒビなどもつまようじで書いて造形としては完成です。

続いて塗装、どの角度から見ても隙間に塗り残しが無いように、まずは真っ黒に塗装していきます。狭い隙間の筆が届かないところには、水気を増した塗料を流し込むイメージで。

次にやや青みがかかった色をまだらに塗装。そのあとも徐々に薄い色を不規則に上塗りしていきます。この際もスポンジ塗装やドライブラシを駆使しています。最後にトップコートで保護しておきます。

結構イイ感じにできたのではないでしょうか。SFC版の戦闘画面をイメージしました。
岩盤付きの土台
レンガタイルは完成。順番が前後しますが、レンガタイルの下に植木鉢の受け皿で台座を作っていきます。レンガタイルを合体させ、露出する隙間を石粉粘土で埋めていきます。


この際に使った石粉粘土は100均のものです。ニューファンドはもったいないし、安い石粉粘土はヒビ割れが起きやすいですが、ジオラマにおいてはそのヒビ割れが良い具合に岩などの表面を表現できます。レンガの下は岩肌のようにしました。

台座にゾーマを固定します。植木鉢の穴あけはミニルーターのドリルビットを使いました。ミニルーター、活躍しますね。

オーラのエフェクトパーツの制作
最後により迫力を出すために、闇の衣状態のオーラを纏ったイメージしたオーラパーツを作っていきます。ルカリオを作った時のようにプラバンでオーラを作っていきます。

プラバンをはさみでオーラのような形状でジョキジョキ切っていきます。炙ると小さくなるため、サイズの変化を考えながら適当に切っていきます。

プラバンをピンセットで持ちながらロウソクの火で炙って曲げていきます。消火用の水を準備して、火災には十分注意してください!!


炙ってできたパーツを塗装します。今回は闇の衣をイメージして紫色のラッカースプレーで塗装しました。クリアパーツなどは筆塗りは難しいですね。その後、さらに目に使った蛍光色を混ぜたレジンを部分的に塗り、オーラに変化をつけていきます。


出来たオーラパーツを全体のバランスを見ながら、瞬間接着剤やレジンで固定していき、ようやく完成です・・・!(長かった・・・)

エフェクトパーツはつけるだけで迫力が一段階増しますよね!結構簡単に自作できるので、既製品フィギュアなどにもつけてみてください。
『大魔王ゾーマ 闇の衣ver.』完成!



「さあ 我が腕の中で 息絶えるがよい!」
石粉粘土と筆塗りで『大魔王ゾーマ 闇の衣ver.』が完成しました!しばらく粘土でフィギュアを作っていなかったのですが、久しぶりの制作ということで気合をいれて作ってみました!(完成まで3カ月くらいかかりましたが・・・)

ブラックライトで目だけ光るようにしたのがお気に入りです。ゾーマ様の禍々しさと絶望具合が表現できたと思います。凍てつく波動やめて・・・
子どものために始めた粘土でのフィギュアづくりですが、もう完全に自分の趣味になりました。今回はかなり満足の出来です。
既製品やガチャガチャで手に入れるのも良いですが、自分も楽しみつつ世界に一つだけのオリジナルフィギュアを作れる楽しさを広めていきたいです!ぜひ粘土に挑戦してみてください。













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